前回の続きです。
あぁ~ちゃん、咳発作はよくあるので、ヤバい咳かどうかの見分けが本当に難しいのですが、このときは重く込み上げるような咳でした。
それに、ただの咳発作なら遊びながら咳き込んでますが、このときはぐったりと、あきらかに不快な表情を浮かべてゴホン!ゴホン!と、言ってました。
そして咳とほぼ同時に全身の痒み。
こちらも普段の痒みとの区別が難しい。。
蕁麻疹がでるときもあればでないときもあるので。
そもそも皮膚症状は重症度に比例しないそうです。。
この時点では目に見える蕁麻疹はなく、ただ痒みが一層強くなっていっているようで、力を入れて掻くのでお腹の掻き傷から血が出るほどでした。
そして同じくかなり不快な表情。
咳が出た時点で吸入開始。
そして血圧とサチュレーション測定。
あぁ~ちゃんは眠ってしまいました。
ときどき不快そうに体を掻いたり咳をしたりしています。
と、血圧とサチュレーションが下がってきたもよう。
ここでボスミン(血圧を上げるアドレナリンの注射。所謂エピペンです。)を注射。
あぁ~ちゃん暴れました。
そしてアタラックスを飲みました。
こちらも相当嫌がりましたが比較的美味しい薬なので口に入ってしまうと大人しくなりました。
(このあたりからの記憶が前後しててあやふやです。。)
あぁ~ちゃん、寝ながらどきどき震えてます。
薬の副作用なのか、体温が下がっているのか、訳が分かりませんが、とにかく怖い。。
心臓やお腹に3本ほど、口には酸素マスク、手には点滴(プレドニンと言っているのが聞こえたので、ステロイドですね)で、線だらけです。
少しの変化があるだけで心配だったのですが、この時点で目に見える蕁麻疹が出てきました。
太ももやお腹など広範囲に渡って。
顔も赤くなってました。
これだけ蕁麻疹がでてるのに、あぁ~ちゃん、もう掻かない!
おそらく意識障害がでていたんだと思います。
「蕁麻疹出てるけど薬効いてるのかな?大丈夫なんだろうか?」と、不安に思っていると、看護師さんが「足の色が悪い。冷たい!」と、言って「あぁ~ちゃん、あぁ~ちゃん!」と、声をかけます。
私もあぁ~ちゃん頑張れと声をかけてましたが、あぁ~ちゃん寝ながら突然嘔吐!
薬も全部出てきました。
すぐに顔を横向けて窒息防止。
このあたりから先生や看護師さんたちがさらにバタバタし、「お母さん、すみませんがちょっと席をはずしてください」と!
スペースを広く使うために、となりのベッドとそこに入院していた子は別室に引っ越しました。
そこからは、遠巻きに眺めていたので状況がわかりません。。。
が、おそらくまた血圧とサチュレーションの上下と嘔吐を繰り返し、ボスミンを1本、また1本と射ったのだと思われます。
ボスミンの効果は15~20分なので、その効果が切れてはまた打ってという感じだったそうです。
ボスミン3本打って点滴(ポララミンかと)し、やっと落ち着いてきました。
眠りから覚めるという感じで意識を取り戻し、「ふあ~あ!」とあくびで目覚めました。
症状が出はじめてここまで1時間あまりの出来事だったかと思います。
さらに1時間後には座って会話できるようになっていました。
本人は何が起こったか覚えてません。
点滴のためぐるぐる巻きになった手を見て「てぶくろみたいだね」と(;´д`)
これだけ重篤な症状が出たので、その日は退院できず泊まることになりました。
会話できるようになってからはいつもよりちょっと大人しいくらいで、元気でした。
アナフィラキシーは2層性の症状が出ることもあるそうなので、また何か起こらないか心配ではありましたが、大丈夫でした。
夜は子供用のベッド(といっても十分に大きい)で一緒に寝ました。
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